僕は勉強したい対局がある時、必ず碁盤に碁石を並べます。
棋士でもパソコンだけで碁を並べる人もいますが、
僕は本物の碁石を持って並べる方が、より理解ができるような気がします。
実際、脳に詳しい方からお話を聞いた事がありますが、指先には凄い数の神経があり、石を置く動作が脳を鍛えるにも大事だということでした。
囲碁はスポーツのように筋肉を使うわけではありませんが、頭だけではなく、やはり全身の神経が指先に伝わってこそ、感覚的にも正しいと判断した手が打てると思います。
普段マウスをクリックするだけで石を置いていると、本物の碁石を使って対局する時に、頭で判断しても、手が伸びなかったり、
普段と違う動きに対する全身感覚の不安から、判断を鈍らせる事もあると思います。
僕は対局中、時間に追われたり、緊迫した盤面では、指先の感覚で打つ手を探している時もある気がします。
皆さんは、インターネットで対局や、観戦を楽しみながらも、
時々マウスを碁石に持ち替えて、勉強する事をおすすめします。